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青い空

それがなんなのか、ボクにはまだ、まだなのですが。

それはESCAPEの次の台詞につながる何かです。

 

月子 なんと言えばよいのだろう、あおい、

虹 あおい空の下、

月子 どこまでも続く、あれは、

虹 あれはまぎれもなく、都市だ

月子 輝く壁面

虹 垂直の意志

月子 うねる道路

虹 移動の悦楽

月子 踊る電波

虹 距離の喪失

月子 大地を埋め尽くすほどにもびっしりと

虹 びっしりと眼尻寄せた家々の

月子 その家々の扉という扉を開けて、こちらに向かって歩いてくるのは

 

都市において、青い空は、〈永遠=エターナル〉の比喩なのかもしれません。

そしては、誰もが、お芝居を通して〈永遠〉を求めているのかもしれません。